多様化するライフスタイルやニーズに合った新しい葬儀・家族葬
近年、注目を集める家族葬。家族や親族、ごく親しい友人・知人のみで行うことができる小規模な葬儀のため、遺族が参列者の対応に追われることなく、故人様と深い関わりがあった方々と一緒に温かい雰囲気の中、充実したお別れの時間を過ごすことができます。
家族葬が支持されるようになった背景には、高齢化やコミュニティーの変化による参列者の減少をはじめ、経済的な理由、さらには2020年から始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行などが影響していると考えられています。と、少しネガティブな背景をご紹介してしまいましたが、一方で、葬儀費用も抑えることができ、多様化する現代のライフスタイルやニーズに合った新しい葬儀のスタイルともいえます。
そこで、今回の記事では、家族葬を選択する前に考えておきたいこと、そして、それらを踏まえた上でこんな方におすすめといった内容をご紹介します。
家族葬を選択する前に考えておきたいこと
家族葬には明確な定義があるわけではありません。日本消費者協会が行った第10回「葬儀についてのアンケート調査」によると、「近しい身内だけで行う葬儀」とイメージする人が最も多く、この点は家族葬の一般的な認識として定着しているようです。しかし、近しい身内だけで葬儀を行うからこそ気を付けておきたいことがあります。
①葬儀をどの範囲の人まで知らせるか?
どの範囲までの親族・知人に知らせ、参列してもらうかを決めておく必要があります。難しいようなら一般葬に切り替えるのも方法です。
②宗教儀式をどうするか?
無宗教式で行うケースもありますが、一般葬と同じく仏式で行う人も多いようです。また、菩提寺がある場合は納骨などの問題もあります。本家に菩提寺がある場合は、親族との関係もありますので、いずれも十分に相談することが必要です。
③葬儀社はどうするか?
家族葬に慣れている葬儀社を選びましょう。家族葬用の式場を持っているか確認しておくことも大事ですが、近年は家族葬専用ホール(家族葬式場)もあるので、専門の葬儀社にお願いするのが安心です。
④近所の人、隣組へどう知らせるか?
理解を得られるためには十分な説明が必要です。故人様の遺志であることをきちんと説明することが大切になってきます。
新しいスタイルとして注目されている家族葬ですが、葬儀であることに変わりはありません。葬儀は故人様を弔うとともに、大切な方を亡くされた遺族が心に区切りを付ける機会でもあります。後々まで気持ちを引きずることがないよう、十分に考えて、心残りのない葬儀を行うことが最も大切です。そのためには、生前、家族でしっかりと話し合っておくことが、いい葬儀を行うための得策といえます。
家族葬はこんな方におすすめ
葬儀のスタイルによって、良さはそれぞれ異なるため一概に断言できませんが、家族葬を選択するご遺族の意見で多かったものをいくつかご紹介します。
- 故人様が高齢でお付き合いのある方が少なかった
- 生前、故人様が家族葬を希望していた
- 故人様との最後の時間を親しい人のみでゆっくり過ごしたかった
- 家族だけでゆっくりとお別れの時間を過ごしたかった
- 家族葬に対して親族の理解が得られていた
- 費用や時間の負担を少なくしつつも温かい葬儀を執り行いたかった
- その人(故人様)らしい葬儀を大切にしたかった
家族葬の特徴として費用の安さが取り上げられますが、そのようなイメージだけで家族葬を選択することはあまりおすすめできません。もちろん葬儀費用の予算も葬儀のスタイルを選ぶ重要な選択肢になりますが、故人様の遺志をはじめ、生前の人間関係など、さまざまなことを考慮したうえで家族葬にするかどうかを選択するのが賢明です。
「はじめての葬儀だし…どうしても判断がつかない」という場合は葬儀社に相談してみましょう。これまで数多くの葬儀に携わってきた葬儀社であれば、プロの視点で、状況に合った葬儀のスタイルを提案してくれるはずです。
新潟市・近郊エリアでの家族葬は家族葬そらにお任せください
いかがでしたか? 家族葬を考えていらっしゃる皆様にとって、今回の記事が少しでもヒントになっていたら幸いです。新潟市・近郊エリアに8式場を展開する家族葬そらは、はじめての葬儀でも安心して執り行える1日1組限定の貸切家族葬専用ホール(家族葬式場)です。家族葬のプロたちが、ご遺族の心に寄り添い、故人様への感謝を最大限にお伝えできるよう、無理のないプランとスムーズな葬儀の段取りで親身にサポートいたします。また、福宝グループの葬儀社として葬儀だけでなく、仏壇・墓石・霊園などを通じて、皆様を支えて参ります。どんな小さなことでも構いません、家族葬はもちろん、葬儀に関わるお困りごとや疑問は家族葬そらへお問い合わせください。24時間通話無料でご相談に応じます。