家族葬で祭壇の前で合掌をして故人を弔う女性

葬儀の知識

家族葬 喪主がやること・決めること、葬儀社と相談しながら行うこと・任せてよいこと/後編

作成日:2025年3月27日 更新日:2025年3月27日

はじめに…

家族が亡くなった際、遺族の代表として喪主を務めることになります。しかし、多くの人にとって喪主を務めるのは初めての経験であり、不安を感じるのは当然です。葬儀における喪主の役割は、葬儀全体の取りまとめや親族、菩提寺、葬儀会社、会社関係者との対応など、多岐にわたります。しかし、すべてを一人で行う必要はありません。葬儀社と協力しながら進めることで、負担を軽減しつつ、故人を大切に送り出すことが可能となります。
「家族葬 喪主がやること・決めること、葬儀社と相談しながら行うこと・任せてよいこと/前編」では訃報を受けてから、喪主の決め方、心得、最初にすべきことを整理しました。後編では葬儀社に協力を得て良いこと、お任せしてよいことを整理し、協力やアドバイスをもらいながら、決めごとの多い葬儀を乗り切る方法について考察します。葬儀の時に自分が喪主になっても慌てないための知識を深めましょう。

目次 [閉じる]

家族葬における喪主が葬儀社と相談しながら決めること

家族葬において喪主は、故人を見送るための重要な役割を担います。家族葬は一般葬と比べて参列者が少ないため、より家族の意向を反映した葬儀を執り行うことが可能です。
今項目では「喪主が葬儀社と相談しながら決めること」を整理してみました。喪主は経験豊富な葬儀社スタッフに相談し、より良い選択肢の中から遺族にとって無理のない範囲で決めていきましょう。決めたことは、すべてを一人で行う必要はなく、家族や葬儀社と協力しながら、故人をしっかりと見送ることが大切です。

①葬儀全体の規模や方針の希望を伝えアドバイスをもらう

葬儀社を決定してご遺体搬送後、諸々葬儀の日程、規模、進行や費用について葬儀社担当スタッフのアドバイスを元に決めていきます。時間がない中で葬儀社の全てのプランを理解することは困難です。喪主・遺族の希望や予算感を正しく伝えて、見合った最適なプランを提案してもらうことをおすすめします。

②参列者の範囲を決める

参列者の範囲を決めて訃報、葬儀日程等を連絡します。どの範囲まで参列を促すかは非常に悩ましいところです。依頼した葬儀社が執り行う家族葬の事例等を聞いて、規模や予算に照らし合わせて、声掛けの範囲を決める場合が多いようです。喪主や遺族にしか分からない親戚関係や交友関係でもありますので、喪主が主導して決める事柄ですが、多くの事例を持つ葬儀社担当者からは有益なアドバイスをもらえるはず。遠慮しないで相談してみましょう。

③喪服や葬儀に必要な品の準備について

規模の小さい家族葬の場合でも喪服着用が一般的です。喪服の確認と用意や、数珠袱紗等の葬儀や菩提寺対応に必要な品を葬儀社のアドバイスを元に確認をしましょう。

④遺影写真の準備

遺影は遺族や親戚にはもちろん、弔問客にも印象に残りますし、仏壇や家に長く飾ることを考えると、しっかり準備して印象の良い写真を選ぶことをおすすめします。近年は画像データで保持しているケースが多いので、データの大きさ(解像度)、明るさ等は葬儀社の担当者にアドバイスをもらいましょう。

参考/家族葬における遺影写真の選び方:故人を偲ぶ、大切な一枚
https://familyhall-sora.jp/column/1839/

⑤祭壇・棺などの選定

家族葬では、シンプルな祭壇や棺を選ぶことが多いです。葬儀社では分かりやすいパッケージになっている場合があるので、葬儀社の担当者に希望を伝えアドバイスをもらいましょう。追加プランになることが多いようですが、故人の好みに合わせて祭壇のカスタマイズも可能な葬儀社があります

⑥弔問客や関係者への挨拶準備

葬儀の際に喪主として挨拶をするシーンがかなり多くあるため、それぞれのシーンでの簡単な挨拶内容を考えておきましょう。葬儀社によっては「挨拶事例集」を保管していて、そのまま使えるケースもあります。
※不安な点は遠慮せずに葬儀社へ相談し、サポートを受けながら進めることが大切です。

⑦料理・返礼品の準備

家族葬では「通夜振舞」や「お斎」などは規模も簡略化することが多いようですが、地域や遺族の希望でしっかりと実施する場合もあります。参列者の人数や年齢・居住地の属性によって希望だし、葬儀社より助言をもらうことをおすすめします。また葬儀社でも事例を数多く持っているので、選択肢を提案してもらうことをおすすめします。
「返礼品」に関しても葬儀社でカタログ等を準備しています。予算感を伝えて、一般的な選択肢を提案してもらいましょう。

⑧葬儀後の手続きについて

役所や金融機関で必要な名義変更などの事務手続きを進める準備をします。葬儀後の手続き関係を一覧にしている葬儀社が多いので確認してみましょう。

⑨遺品整理

遺品整理とは、故人が生前に使用していた物品や財産を整理し、処分や保管を行うことを指します。残すもの、処分するものの仕分け作業ではなく、故人の思い出や遺品・遺産を尊重しながら、最良の形で整理する重要な作業です。
遺品整理には、故人のお気に入りの趣味道具、洋服・靴、本やCD、家具や仕事用品などの日用品の処分だけでなく、貴重品や重要書類の確認、相続に関わる財産の整理など、さまざまな作業が含まれます。
家族葬そらでも信頼できる業者を紹介致します。

⑩供養・法要・納骨の日程調整

葬儀後の四十九日、一周忌、三回忌等の法要、親族と日程の調整を事前に整理しておくと、スムースに決まり、会場手配や菩提寺への手配や予約も滞らず進みます。納骨に関しては葬儀社よりアドバイスを受け、菩提寺と相談することをお勧めします。

家族葬において喪主が葬儀社に任せてよいこと

家族葬では、葬儀の準備や進行をすべて喪主が行うのは大変な負担となるため、葬儀社と相談して一任できる項目を決め依頼することをおすすめします。喪主は参加者への対応や故人を偲ぶことに集中し、実務的な部分は経験豊富なプロに任せることで、心身の負担を軽減できます。

①遺体の搬送と安置

病院・施設、自宅で亡くなった後、安置をどこにするかは重要なポイントです。 葬儀社は搬送を行い、安置場所(自宅や葬儀場)を手配してくれます。火葬までのドライアイスの手配や枕飾りの準備、安置場所の環境管理も葬儀社に相談してみましょう。

②死亡届の提出

死亡届の提出は、自治体ごとに手続きが異なり、慣れないと時間がかかります。葬儀社に任せれば、必要書類の準備や提出をスムーズに進めてくれます。喪主は安心して葬儀の準備に集中出来ます。

③火葬場の手配と手続き

火葬の場の混み具合の確認、予約、必要な手続き、当日の案内なども葬儀社にお任せすることができます。 火葬のスケジュール調整やお骨上げの流れも葬儀社がサポートするため、喪主はすべて火葬後のこと(納骨や法要)に向けたことができます。

④通夜・告別式の準備と進行

家族葬では、通夜や告別式の参列者数や規模を縮小することあります。喪主が希望する式の流れや進行に関して葬儀社に提案してもらうケースも増えています。葬儀社に任せることで、祭壇の設営、会場の準備、僧侶や司会者の対応、焼香のタイミングなどに対応も相談の上、任せるケースも検討しましょう。

⑤供花(スタンド花やアレンジメントフラワー等)の会場設置

スタンド花は葬儀場でも飾りやすく見栄えもします。また高さがあるため、祭壇の脇や、会場の両サイドに飾られる事が多く、会場全体を華やかにいたします。送られてきた供花の葬儀会場での配置は葬儀社に一任し、式前に確認する方が負担が軽減されます。また、供花を受ける場合の対応も葬儀社が行うため、喪主が細かく調整する必要はありません。

⑥式場の設営と清掃

葬儀後、会場の片付けや清掃、レンタル品の返却などは、すべて葬儀社が対応してくれます。供花等の処理対応も葬儀社に相談すればアドバイスしてくれます。

⑦葬儀後の手続きとアフターサポート

葬儀が終わった後も、四十九日法要の準備やお墓や仏壇の手配等、様々な手続きや手配が必要です。葬儀社によっては、これらのサポートを提供している場合があるため、相談しておくと便利です。

まとめ

「家族葬 喪主がやること・決めること、葬儀社と相談しながら行うこと・任せてよいこと/後編」では「葬儀社と相談しながら進めること」「葬儀社に任せてよいこと」について考察してきました。お分かりのように喪主は非常に短時間で重要な事柄を次から次へと決めなければなりません。
家族葬における喪主の役割は多岐にわたりますが、すべてを一人で行う必要はありません。葬儀社のサポートを受けながら、準備を進めることで、故人を安心して見送ることができます。事前にしっかり相談し、信頼できる葬儀社を選ぶことで、負担を軽減しながら家族葬を執り行うことが可能です。

家族葬そらでは万が一の時に慌てないためにも「事前相談」を推奨しています。

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