故人、ご遺族ともに満足のいく葬儀を執り行うためには、パートナーとなる葬儀社としっかりと打ち合わせを行い、意思の疎通を図っておくことが大切です。どんな形式の葬儀であっても大切なことですが、小規模･少人数かつ形式に縛られないアットホームな葬儀を行うことができる家族葬においては、葬儀社との打ち合わせがより重要になるといえます。

病院や施設などで亡くなられた際、ご遺体はすぐに搬送しなければなりません。すでに葬儀社が決まっている場合は、その葬儀社に連絡をすればいいですが、葬儀社が決まってない場合は、施設と提携している葬儀社にご遺体の搬送だけをお願いし、その後、ご遺族で葬儀社を決めることも可能です。

ただ、ご逝去された後はあまり時間がなく、葬儀社をじっくりと検討している余裕はありません。また、大切な方が亡くなられたばかりで平常心を保つのは難しい方がほとんどです。事前に、故人やご遺族が望む葬儀を執り行ってくれそうな葬儀社（例えば、家族葬がご希望であれば家族葬を専門とする葬儀社など）を、調べておくことも重要です。

葬儀社が決まった後は、葬儀担当者と葬儀の打ち合わせを開始します。葬儀プランについては、ある程度、時間をかけて決めることが可能です。それまでの間に、もし心に余裕があるようなら、下記３つのものを準備しておくと打ち合わせがスムーズです。

葬儀の打ち合わせでは遺影写真についても話し合います。事前に、故人らしい、わりと最近の写真を用意しておくといいでしょう。通夜や葬儀で多くの方の目にとまる写真です。あまりにも昔の写真ですと、誰だかわからない…なんてことも。たくさん人が写っていたり、背景に何か写っていたり、ぼやけているような写真でも、遺影用の写真に加工することは可能です。ご遺族がお気に入りの、故人らしい一枚を用意し、葬儀担当者に相談しましょう。

行政の手続きとして必要な「死亡診断書」の記入や「火葬許可証」の受け取りには印鑑が必要になります。役所などに提出する公的な書類への捺印になるので、シャチハタなどは避け、きちんとした印鑑を用意しましょう。書類の提出などを葬儀社に代行してもらう場合も印鑑が必要になりますので、忘れないよう用意してください。

葬儀は、故人の宗教や宗派によって内容が変わりますので、葬儀の形式や内容を決める際には、宗派を確認しておく必要があります。仏教であれば菩提寺、キリスト教であれば教会の連絡先なども確認しておくといいでしょう。無宗教の葬儀にも対応していますので、ご安心ください。

葬儀にはさまざまな形式がありますが、まずは何よりも故人とご遺族の意思が大切になります。大勢の方を呼び大規模な葬儀にしたいのか、親族や友人のみで執り行う家族葬にするのか、もしくは式は行わず火葬のみを行う火葬･直葬式にするのか…。予算との兼ね合いもありますが、まずは故人･ご遺族がどういった式にしたいのかによって、規模や日程、段取りなどが異なってきます。

近年、ご自身の葬儀について生前、ご家族に伝えたり、エンディングノートのようなものに書き残したりされる方も増えてきています。そういった場合、故人の意思をより尊重した葬儀を行うことができますので、家族間で話し合う機会を設けられるのであれば、話し合っておくことをおすすめします。

葬儀には大きな費用がかかりますので、葬儀社とはもちろんですが、ご家族や親戚ともしっかりと話し合 っておくことが大切です。後悔しないためにも、はっきりと意思を伝えたうえで、葬儀プランを決めていきましょう。

前述の通り、葬儀には大きな費用がかかります。予算と合わせて葬儀の内容を決めていき、見積もりの内容はしっかりと確認しましょう。追加や変動のある品目もありますので、不明な点はしっかりと担当者に聞いて、明確にしておきましょう。また支払い方法や支払いのタイミングについても、事前に確認しておくと安心です。

家族葬そらには、経験豊富なスタッフがご遺族の皆様をしっかりサポートする体制が整っています。葬儀費用も、あらかじめ明解化したわかりやすいプランにまとまっているので、安心してご相談いただけます。