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葬儀のマナー

家族葬での香典のマナー【香典袋編】

作成日:2023年3月15日 更新日:2023年3月15日

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家族葬に香典は必要なのか?

一般葬の場合、参列者は香典を用意するのがマナーとされていますが、家族葬の場合は香典の受け取りは遺族が決めるため、香典が不要なケースもあります。

 

そもそも香典とは、故人や遺族に対して、お悔やみの気持ちを込めて御霊前にお供えするものです。かつて日本では、葬儀の際、お香を持参し、お香をたいて故人を供養する風習がありましたが、時代が変わるにつれて、葬儀や通夜に多額の費用がかかるようになり、現在のように金銭を包むような形になったと言われています。

香典を持参するか否かは訃報や案内状を確認して判断しましょう

訃報や案内状に「香典をお断りします」「香典を辞退いたします」といった記載があった場合、香典を持参するのは控えましょう。香典返しや返礼品の手配などにかかる手間を、極力抑えたいといった遺族の思いがあります。どうしても、弔意をお伝えしたい場合は、葬儀社や遺族に直接聞いて、判断してください。

 

「香典を辞退いたします」といった記載が特になかった場合は、香典を用意しましょう。家族葬は一般葬に比べて参列者が少ないため、多めに香典を包む人もいると言われています。地域によって金額が異なったり、親族の間で慣例があったりするので、金額に迷った時は親族に相談してみるといいでしょう。

香典袋にはさまざまなルールがあります

香典には、香典袋の種類やお札の入れ方、持っていく際の作法など、さまざまなルールがあります。こちらの記事では、香典袋について基本的なマナーや注意すべき点を解説します。

香典に新札はタブー

婚式などおめでたい席には、きれいな新札を入れるのがマナーとなっていますが、香典の場合はその反対です。あまりきれいではない、使い古したようなお札を入れるという決まりがあります。なぜ古いお札を使うのか? 「急な訃報を受け、急いで用意した」という心遣いを表すためです。一度でも使ったような形跡があれば大丈夫です。もし手元に新札しかない場合は、折り曲げるなどするといいでしょう。

 

ただし、あまりにもボロボロになっているお札や、切れているお札などは、さすがに遺族に対して失礼に当たりますので、加減に留意して用意するようにしてください。

お札を入れる向き

お札には表と裏があります。人物が描かれているほうが表で、人物が描かれていないほうが裏です。中袋がある香典袋に入れる場合は、お札の表が中袋の裏に来るよう入れましょう。香典袋の正面から人物が見えないように包むことで、故人へのお悔やみの気持ちを表します。

 

この際、お札の上下は、人物が中袋の下に来るよう入れるのが一般的とされています。地域によって異なるケースもありますので、葬儀が行われる地域の慣例を重んじてください。

 

中袋がない香典袋の場合は、香典袋に直接お札を入れて問題ありません。お札の入れ方は、中袋がある場合と同じです。

 

※中袋がある香典袋にお札を入れた際、のりで封をする必要はありません。のり付けしてしまうと開ける作業に手間がかかり、遺族に負担がかかってしまいますし、外袋で包むため中袋からお金が出る心配はありません。

お札の枚数「4」「9」は避けましょう

お札の枚通に特に決まりはありませんが、4枚と9枚は避けるようにしたほうがいいでしょう。「死ぬ」や「苦しみ」を連想させる「4」「9」は縁起が悪いと考えられることが多いからです。また、お札の枚数は奇数のほうがいいでしょう。割り切ることができる偶数は「別れる」「縁が切れる」などが連想されるといわれ、弔事の席には適切とはいえません。

香典袋を選ぶ際の注意点

香典袋は金額によって種類が変わります。包む金額に応じてふさわしい香典袋を用意しましょう。この際、香典袋に付いた飾り紐「水引」がどのような形状になっているかがポイントとなります。

 

・ 5,000 円以下の場合
水引がプリントされているタイプの香典袋を選びます。「略式袋」とも呼ばれるもので、お近くの仏具販売店や、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンターなどでも気軽に手に入れられます。

 

・ 30,000 円以下の場合
香典の金額が 10,000 円~30,000 円の場合は、水引がプリントされたタイプではなく、白黒の帯紐でできた本物の水引が付いた香典袋を選びましょう。

 

・ 30,000 円を超える場合
香典が 30,000 円~50,000 円程度になる場合は、格調高い双銀のあわじ結びの水引が付いた香典袋を選ぶといいでしょう。

 

・100,000 円を超える場合
香典が 100,000 円を超えるような場合は、「大金封」と呼ばれる大きなサイズのものを使います。高級和紙を使った袋に、10 本の紐をあわじ結びにした双銀の水引が付いています。

水引の結び方

水引には一般的に、「結び切り」と「あわじ結び」が用いられています。主に使われるのがあわじ結びで、どのタイプの香典袋でも見かけることが多いです。あわじ結びは、2 色の水引を8の字にクロスして結ぶ結び方で、左右に引っ張るとさらに固く結ばれることから、「同じことが起きないように」という意味が込められています。一方、「結び切り」は一度結んだらほどけない結び方で「一度で終わる」といった意味を込めて使われています。

宗教・宗派によっても香典袋の種類は異なります

仏式の葬儀が多くを占める日本ですが、神道やキリスト教など、信仰はさまざまです。宗教が変われば、葬儀のスタイルも変わってきます。それは香典袋も同じです。

 

・ 仏教の場合
お通夜や葬儀の香典袋の表書きには「御霊前」と書くのが一般的です。「御香料」「御香典」と書く場合もあります。

 

・ 浄土真宗の場合
お通夜や葬儀の香典袋の表書きには「御仏前」と書くのが一般的です。「御供」と書く場合もあります。「御霊前」と間違えてしまうケースがありますが、浄土真宗にとっては正しい表書きではないので、注意しましょう。

 

・ 神道の場合
香典袋の表書きには「御玉串料」「御榊料」と書くことが一般的です。中には「御神饌料(ごしんせんり ょう)」と書く場合も。仏教同様「御霊前」と書いても問題ありません。

 

・ キリスト教の場合
香典袋の表書きには「御花料」と書くのが一般的といわれています。カトリックの場合は「御ミサ料」と書いたり、「御霊前」が使われることもあります。ミサを行わないプロテスタントの場合は「忌慰料(きいりょう)」と書くケースもあります。

 

宗教がわからない場合は「御香典」と書いておくと無難です。ちなみに、香典袋の表書きや中袋に記載する際は、サインペンやボールペンは避けましょう。一般的に薄墨で書くものとされており、その理由は、涙が混じって黒色のインクが薄くなってしまったことを意味するからです。故人を偲ぶ気持ちが込められていますので、毛筆か薄墨の筆ペンを使うようにしてください。

まとめ

マナーと聞くと、難しいような印象を受けますが、どれも相手を思う・偲ぶ気持ちから生まれた奥ゆかしい日本人の心がベースにあります。葬儀のマナーやルールも、なぜそうなのか?といった意味を知ると、より理解が深まるように感じませんか。

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